今日の一枚
黎明 寒立馬 青森県下北地方尻屋私の敬愛する星野道夫氏が残した
『かけがえのない者の死は、
多くの場合、
残された者にあるパワーを与えてゆく。』 という言葉があります。
残された者は、今はただ現実を受け止めることが悲しくて、
逝ってしまった者が残してくれたパワーが何処にあるのか、すぐには判らないけれども、
きっとそのパワーは知らないうちに残された者に宿っている。
そう、信じて 毎日を過ごしていこうと思います
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スズカさん プレーリードッグ(♀) 1998生まれ2月25日土曜日、8年間一緒に暮らしてきたプレーリードッグのスズカさんが永眠しました。この種としては高齢になってきたとはいえ、12月までは元気にしていました。しかし、年明けから老衰が目立ち始め、2月に入ってからはほとんど寝たままの生活が続いていました。
食も細くなって大好物のヨーグルトやピスタチオも食べなくなり、元気な時は1キロくらいあった体重も衰え始めてからやせ細って半分近くまで減ってしまっていました。ここ数日は口元に持っていったフルーツをひと齧りするのが精一杯でしたが、排泄だけは起き上がってトイレまで歩いていって済ませていました。トイレの中でしゃがみこんでしばらく荒い息をしているので、無理しなくてもいいよ、と言ってやっても最後まで律儀にトイレへ向かい・・・・。
土曜日は朝から暖かな日で、前日は一度も目を覚まさなかった彼女も朝から起き上がっていました。暖かくなればこのまま回復するんじゃないか、そんな気さえしました。午前中、排泄を済ませた後、丸くなって眠っているので一安心して所用を済ませに外出し、昼前に帰宅して様子を見ると、彼女はまだ丸くなったまま寝息をたてていました。
アフガンのロンサールが体調を崩しているため午後から動物病院に行き3時過ぎに帰宅すると・・・・彼女は寝床からトイレに行き帰ろうとして動けなくなったのか、蹲ったまま虫の息になっていました。
あわてて抱き取ると薄目をあけて「キュウ」といいます。「ごめんね、ここに居るからね」と寝かせてやり・・・・・・・・その晩そのまま息を引き取りました。

彼女が家に来た8年前、私は転職した仕事に馴染めず恋愛も失敗して疲れていました。そんな時、友人に付き合って行ったペットショップのケージの中からしきりに私に手招きをしている茶色の生き物が居て・・・・・それがプレーリードッグのスズカさんでした。6匹いた他の兄弟たちを押しのけてケージの金網から両手を私に伸ばしていました。その手を握ってやると嬉しそうに目を細めてこちらの指を握り返してきました。
それから8年間。天真爛漫でやりたい放題の彼女にどれだけ支えられてきたでしょう。ペットとはいえ、ほとんど野性動物の彼女との生活は、最初は大変なこともありましたが、お互いのペースに慣れてしまうと良きパートナーとなりました。
【“さようならスズカさん”の続きを読む】
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今日の一枚
原野を駆けるどさんこ 北海道 根室市「どさんこ」は、正式名を「北海道和種馬」といい、現在日本に8種類いる日本在来馬の一つです。
北海道で馬が飼育され始めたのは15世紀ごろの松前地方で、青森県下北地方の豪族だった蠣崎蔵人が、南部氏との戦いに敗れて北海道に渡り松前家の開祖となった時に持ち込まれた「南部馬」であったとみられます。広大な北海道で、馬は重要な交通手段になっていきました。
一方、江戸時代になると北海道ではニシン漁やコンブ採集が活発になります。漁の為本州から来た人々は夏、荷駄の運搬のために南部馬を連れて来ては荷役に使いますが、季節労働が終わると放置して帰郷します。翌年も新しく馬を連れて来ては捨てて行き、その繰り返しで捨てられた南部馬たちは冬はミヤコザサの葉などを餌にして生き延び、自然交配によって子孫を増やし、気候風土に適応するように変化していきました。
粗食に耐え、剛健で忍耐強い気質のどさんこはこうやって形成されました。19世紀初めの『松前志』や18世紀末の『東遊雑記』に、南部馬とはやや異なる資質をもつ蝦夷地の馬についての記事がみられ、この頃には既に種として成立していたと考えられます。

このような起源をもつどさんこは、体高が130cm前後と小型で、乗馬としては「側対歩」という左右の前足と後ろ足を同時に出して走る歩様が出来ることから上下の揺れもあまり感じず乗りやすい馬です。背中に荷物を積んでも荷くずれしにくいので、昔は駄載馬として活躍しました。現在では湿原トレッキングなどの力強いパートナーとして活躍中です。
釧路、
鶴居村のどさんこ牧場では、乗馬経験がなくても当日の練習だけで湿原にトレッキングに出かけることができます。私も撮影の合間に乗りに行ったことがありますが、人間が徒歩で近寄ると逃げてしまうタンチョウも馬に乗っていくと平気な顔をして真横で餌を探しており、野生動物との距離をより近く感じることが出来ます。
北海道開拓の大きな力となったように、どさんこは湿原ではカヌーのように優れた機動力を発揮します。そのうち、軽いカメラ一つ首から下げてどさんこに乗ってのんびりと道東を旅してみたいな、と思っています。
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留守番ロン2月はロンサール強化月間だったはずが・・・・・ロンちゃん、体調を崩してしまいました。
火曜日はランでおおはしゃぎだったのですが、水曜日から元気がなく、食欲もなく、時々吐くそぶり。実際に嘔吐はなく、便も普通なので、獣医さんに相談して様子を見ていましたが・・・・・
金曜日、回復の傾向がみられないので通院してみると、微熱があり「風邪、食道炎の可能性」とのことで注射&点滴で絶食を言い渡されました。
安静にして明日まで経過をみてみましょうとのことですが・・・。
明けて土曜日。今日はとってもいい天気!
クレアちゃんのママからドッグランのお誘いがあり一度はお断りしたのですが、アレックスの「え~今日はラン行かないの~?」攻撃にあい、アレックスだけ1時間だけ!ということでランへ。

雪が解けたランは大賑わい。ボルゾイのランディ君も大喜び!
なのに、アレックスは・・・・・・

せっかくクレアちゃんが遊ぼうって言っているのに、何か上の空。
いつも一緒のロンがいないと、何か調子が違うようで、何だかんだ言って仲良し兄弟なんですね。

兄は心配性。
一方、ロンは・・・・かなり元気なのですけど・・・・
午後もう一度診察を受け「微熱なし!呼吸正常」だけど、念のためもう一度注射(><)して、1週間分の薬をもらって帰ってきました。
念のため1週間は安静にして下さい。ロンサール君
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白樺木立 長野県開田村 木曽馬1歳馬(右:五輪、左:開星)冬の撮影旅行中は寒さで集中力が150%増しになるのか、普段は若年性健忘症かと思うくらいボケの入った私でも「何時・何を・どうして撮ったか」を克明に覚えていられます。そのせいでしょうか、撮影旅行と開催期間が重なる冬季五輪はかなり印象に残っています。
平成10年(1998)の長野五輪の時は、馬の出産を見に行った北海道のサラブレッド生産牧場で「仔馬、まだ生まれないね~」と、牧場の方々とタラ・リピンスキーとミシェル・クワンの対決!と話題になっていたフィギュアスケートを見ていました。
平成14年(2002)のソルトレイク五輪の時は、青森県下北の尻屋で寒立馬の早朝撮影から帰ってきて、用意されていた朝食を食べながら「メダル取れないな~」と五輪ニュース速報を見ていました。
いつもと環境を変えてやると脳が活性化し、物忘れ防止になるということでしょうか。
細雪 長野県開田村 木曽馬1歳馬(左:五輪、右:開星)五輪五輪と言えば・・・・木曽馬の五輪くん!長野オリンピックの年に生まれたので「五輪」君と名づけられた彼。
彼を撮影した下の写真で、私も初めて金メダル(富山市展大賞)を頂きました。そんな五輪くんは現在、開田村の木曽馬牧場で乗用馬として頑張っています!
SNOW SHOWER 長野県開田村 木曽馬(左:菜々1歳、右:五輪2歳)
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dawning 北海道 根室市フレシマ湿原「寒い地域は寒い季節が一番美しい」といいます。確かに厳寒期の北海道・東北には研ぎ澄まされたような美しさがあり、その美しさに魅せられて、どうしても撮影を冬に集中させてしまいます。2月は正に冬季撮影の真骨頂、気合が入ります。
特に美しいのが朝・夕の光。日の出・日没時には他の季節では見られない色合いになります。風景写真は余り撮らない私ですが、道東の圧倒させるような荘厳な日の出を見ると思わずシャッターを切ってしまいます。後で「ここに馬(もしくは鶴)が居れば・・・」と思うのですが・・・。
ただ、早朝撮影の為には少なくとも日の出1時間以上前には撮影地に入ってカメラを準備しておく必要があり、人気のある撮影ポイント(鶴居村の音羽橋や伊藤サンクチュアリなど)では場所取り合戦が日付の変わる頃から始まります。
朝光 北海道鶴居村伊藤サンクチュアリ一方、馬の撮影はまず前日に「馬の寝場所」を確認しておくことが肝心。青森の寒立馬はねぐらが決まっているので楽ですが、道東の自然放牧の馬の場合はねぐらが数箇所あり、その日その日で移動してしまうので、夜明け前のまだ真っ暗な中を昨日最後に見かけた場所から近いねぐらを目指します。外れの場合は、そのままどこにいるのか判らない群れを探してさすらい、夜明けまでに上手く見つかれば上々。見つからない場合はそれで終了!です。朝5時から探し出し、日も高くなった9時頃ようやく馬たちをハケーンすることも・・・・。群れのボスにGPS携帯でも持たせようかと本気で考えたこともありました。
夏は夏で、日の出前朝3時頃から夕方遅くまで明るさが続くので撮影に追われ、撮影旅行中の睡眠時間は3時間ほどになってしまいます。さすがに昼間車の中で仮眠を取っておかないと、車の運転にも差支えるし、旅行から帰ってからやばいことになります。それに睡眠不足で右目の焦点が合わなくなり、ピンボケ続出だったり・・・。大体旅行3日目位から辛くなってきます。
そんな時はプッチーニのオペラ『トゥーランドット』の有名なアリア「誰も寝てはならぬ」を、宿から撮影地へ向かう車のBGMにしてモチベーションを高めます。そのために歌い手違い、アレンジ違いの数ヴァージョン入りの編集CDを用意してカーステレオに入れ、様々なアプローチで「誰も寝てはならぬ」と言ってもらいます。
このアリア、3大テノールのパヴァロッティが今回のトリノ五輪開会式のクライマックスで歌い、女子フィギュアスケートの荒川選手のフリーの演技曲にはヴァネッサ・メイのヴァイオリンアレンジが使われています。今晩は「誰も寝てはならぬ」ってことでしょうか?
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やんちゃ盛り ロン・黒柴のクロちゃん・スタンダードプードルのピノちゃん東京に行ったロンの同胎の兄弟アクティブ君の写真を頂きました!小さい頃からソックリだった2頭ですが、9ヶ月直前ともなるとちょっとは違いが出てくるかと思いきや~またまたソックリ!
アクティブくん 画像提供アクティブママアフガンハウンドの美人のお姉さんと可愛い妹が出来たアクティブ君はとってもお行儀の良いコとお聞きしましたので、こっそり東京へ行って時々ロンと入れ換えて来ようかと思っています♪(って、ウソだって冗談だって。ロン、ピーピー泣くなって)。
シェルティのアレックスに育てられたため、ロンは自分のことをあまりアフガンとは思っていないようです。何回か兄弟のティアラちゃんと逢っていても同族と判らないで、跳ね回るティアラちゃんを唖然と見ていたり・・・・。アフガン同士で遊んで欲しい親心、子知らず。
今年の夏にはオフ会をしようね!という話もあって兄弟が集まるのが今から楽しみです。きっと凄いことになるでしょう(^^;)。
ロンの兄弟たちは生まれたときから皆粒が揃っていたので、正直ロンを決める時にかなり迷いました(
アフガンハウンドの仔犬参照)。「この子にしようかな~」と考えている内にどの子だったか判らなくなってきてしまったり。

なにせ、上のような状態でしたから。この中のどこかにアクティブくんとロンが!
昨年8月韓国ソウル大の黄禹錫教授が発表したクローン犬は記憶に新しいところですが、そのクローン犬のアフガンハウンドのスナッピー(
韓国でクローン犬誕生)は今頃どうしているのでしょう。4月23日うまれですので、今は丁度11カ月くらいになっていますね。
黄教授のヒトES細胞の捏造が発覚して、一事は肩身が狭くなり「
英科学雑誌ネイチャーがクローン犬論文を検証」した結果「
ヒトES細胞はすべて捏造、クローン犬は本物」ということで、研究対象として生活を送っているとは思いますが、アフガンとしてちゃんとケアして貰っているのか心配です。
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DRESSARGE 馬場馬術昨日フィギュアスケートについて触れましたが、馬術でもそんな競技がありましたっけ。
一般にはマイナーな馬術競技なのでちょっと紹介してみます。
上の写真は馬場馬術。馬場馬術とは、ドレッサージュとも呼ばれ、騎乗者の指示によって馬にスキップのような動きをさせたり、横に歩かせたり馬の様々な歩様と動きの美しさを追求していく種目です。
この競技はいかに馬も人も美しく調和が取れて見えるかがポイントとなり、騎乗者の身だしなみや、馬体の手入れも重要な項目となります。競技用の馬は馬格があり見栄えのする美しいものが使われ、騎乗者には演技させることでその馬の馬体の美しさや、動きの滑らかさを最大限にみせるテクニックが要求されます。
素人目から見ると、雲の上を歩いているような躍動感に満ちたステップを踏んでいる馬に騎乗者はただ跨っているだけのようですが、実は細心の注意と手綱さばきで馬をコントロールしているのです。これはなんだかドッグショーにも通じるものがありますね。
音楽に合わせて動きを組み立てる、まさにフィギュアスケートのような「自由演技(キュアー)」という競技もあります。
JUMPING 障害費越一方、障害飛越は馬術競技のモーグルとでもいうのでしょうか。最もポピュラーな種目です。競技では、幾つかの障害で組んだコースを回り、障害を落とすことなく早いタイムでの入着を目指します。爽快感や達成感が大きくこれぞ乗馬!という競技ですが、直前にコースを見たうえで障害への馬の誘導やペース配分、踏切合わせなど、直感と判断力・洞察力が必要とされます。
ちなみに下手の横好きで乗っていた私は、動体視力が欠乏しているため馬がスピードを出すと踏み切り地点が判らなくなり、先ず自らが先に障害を飛越すること(エアー?)が多々ありました。今では腰痛のため馬に乗れないので懐かしい思い出となっています。
最近では夏季オリンピックでも殆どTV中継されることの無くなった馬術競技。競技結果も字幕だけで淋しい限りです。それなのにファッションとして乗馬ブーツやライディングジャケットが流行していますね。敷居の高いスポーツのイメージのある乗馬ですが、体験するだけなら軍手に作業用長靴でも十分楽しめます。せっかく乗馬ファッションで決めたのなら是非!馬に乗ってみてください。世界が変わりますよ!
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WHITE BREATH 木曽馬 長野県開田村管理人のえくうすは冬生まれの北陸人のせいか雪が大好きです。この界隈でこんなに雪が好きなのは子供と犬と私くらいじゃないかと思います。流石に年とともに風邪をひきやすくなってきましたが、近頃のハイテク素材を使った防寒着と-40℃までオッケーという防寒靴を履けば、一日中マイナス気温の中に居たってへっちゃら。北の地の冬の夜明け、-20℃以下の空気を胸いっぱい(痛いけど)吸い込むと、体の中が浄化されるように感じます。
反対に夏の暑さが駄目で気温が25℃を超えると体が融けはじめます。6月~9月の間は人間として機能していない部分が多いようで、夏眠状態になることもしばしばあります。
人として復活してくるのが10月頃。最近朝夕の光が綺麗だな~と感じる季節です。12月から3月にかけては絶好調の時期でカメラを抱えて走り回っています。
しかし、今年は冬の来るのが早く寒気団が12月初めからトップスピードで飛ばしたためにすっかり調子が狂ってしまいました。
初冬の風景を撮りに行った釧路では帰り便に乗る空港で猛吹雪。一方下北では大寒を過ぎたばかりだというのに小春日和。お天気に翻弄されてふと気付くと、もう2月の下旬。先週末は冬と思えないほど暖かで、これで大雪に悩まされた今年の冬も終わりかな~と感じました。
WINTER TALE 寒立馬 青森県下北地方尻屋そういえばトリノオリンピックも終盤戦。いよいよお楽しみの女子フィギュアが始まります。演技の曲に良く使われるラフマニノフのピアノコンチェルト2番は私も大好きな曲ですが、なぜか第一楽章の冒頭のオケ部分を聞くと地吹雪の中を駆け回る馬たちを思い出します。馬のイメージってピアノよりヴァイオリンかチェロの弦楽器なのですが。
さて、注目の日本3選手、メダルはともかく氷上での華麗な演技に期待しています。
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CN.ALEX HORTENSIA’S SINZA 我が家の長男アレックスは
シェットランドシープドッグですが、初めて見た方たちは必ず「犬種はなんですか?」と尋ねます。
シェルティーにあるまじきサイズ(ラブラドールサイズ)であることと、バイブルー(正確にはバイブルーマール、ブルーマールのベージュがないパターン)という変わった毛色のせいでしょうか。
ブルーマールという毛色は最近では良く見かけますが、シェルティーといえばセーブルかトライという印象が強いので「こんな色のシェルティーいるんですか?」と驚かれることもありました。
・・・ということでアレックスは良く他の犬種に間違えられます。
一番多いのはボーダーコリー。まだコートが中途半端なので余計そう見えるみたいです。確かにサイズもテンションもほぼ一緒だし。顔がちょっと長いだけ。
次にシベリアンハスキー。仔犬の頃、良く間違えられました。グレーの犬ってハスキーに見えるみたい。吉峰に遊びに行ったときに「シェルティーです」って言っているのに「いや、この犬はハスキーだ。うちにシェルティーがいるからよく分かる。目も青い」と言い張って聞かないおじさんがいましたっけ。
あと、コリー。仔犬の時ドッグショーに観戦に行ったら、その筋の人から「この子はコリーだね」と断言されました。「シェルティーよりコリーに近い」ってことだとは思いますが・・・。
そしてこの間、総曲輪通りを歩いていると2人くらいから「ボルゾイですか?」と尋ねられてしまいました。
ついにボルゾイだよ?アレックス。ロシア貴族の犬だよ?
さすがにそこまで大きくなることはないと思うのですが、なっちゃったらロンと一緒に「サイトハウンド色々でございー」とドッグランで『この辺の犬展』でもしようか?
と言っていたら!
本物のボルゾイ出現!!
ボルゾイのランディ君です。誕生日はロンと1日違いの同期生。なのに既にこの大きさ・・・・。でも甘えん坊でとっても優しい男の子です。
では、
問題 この中でサイトハウンドではないものを挙げよ。
答えは続きを読むで!・・・・ってバレバレですが・・・(^^;)
【“ボルゾイ出現”の続きを読む】
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SNOW SHOWER 長野県開田村 木曽馬(1歳馬、2歳馬)長野県開田村には日本在来馬木曽馬の牧場があります。
木曽馬は、北海道和種(道産子)や、御崎馬と同じように、日本に昔から飼われていた「日本在来馬」といわれる馬です。体高は平均130㎝くらいで中型馬に属します。
前髪とたてがみがモコモコと多く、まるく愛嬌のある顔立ちに太くて短い首。消化器官が発達したためにポコッと出たお腹にちょっと短めの脚。
お世辞にもかっこいいとは言えない馬ですが、そのなんとも愛嬌のある姿に魅かれて頻繁に開田に通っていた頃がありました。

開田村にある村営の木曽馬牧場は木曽御嶽山を見上げる位置にあり、厳寒期にはダイヤモンドダストも見られます。
春には桜、夏には新緑の白樺林、秋にはカラマツの紅葉、冬には純白のパウダースノー舞う素晴らしい自然の中、村の人々の暖かな世話の元で暮らしている木曽馬たち。
彼らがいつも優しい表情をしているのは、そんな優しさに包まれているせいだからでしょうか。
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たわむれ 北海道日高地方 サラブレッド1歳馬日本の馬を紹介する前に、現在の日本で最もポピュラーな種類となったサラブレッドを紹介します。
血統や何かについては競馬のページに詳しいので割愛しますが・・・。
始めの一枚は産まれた翌年の「1歳」の仔馬たち。
まだ華奢で仕草もあどけないです。この辺は犬と一緒で遊び好きで好奇心満々。カメラを持って放牧地へ入っていくと、みんな集まってきて鼻をふんふんさせながら「ナニこれ~」「噛んでいい~」と大騒ぎになります。とにかくサラブレッドの仔馬は好奇心が旺盛。撮影中ずうっとくっついてきて「遊ぼう遊ぼう」とせがみます。
そしてよくはしゃぐ!走る!遊ぶ!特に男の子はやんちゃで上の写真のように後脚で立って相撲を取ります。

こちらは「2歳」になった若駒たち。
体もがっしりしてきて、競走馬としてデビューするための調教が始まります。
流石にこのお年頃の男の子、牡馬の放牧地に入る時は緊張します。仔馬の時は甘えてする仕草も、この年頃になるとかなり荒っぽくなります。群れをなして駆け回り、ボス馬争いの喧嘩もしばしば。
敏感・利発・繊細・敏捷。
撮影していて油断できないのがサラブレッド。気づいたら帽子を咥えて持っていっちゃったりしますから。
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身づくろい 木曽馬 長野県戸隠高原馬が大陸から日本にもたらされたのは古墳時代で、中国・朝鮮半島経由で伝来した蒙古馬と東南アジア経由で伝来した南方馬の二つの系統があります。馬は当時権力の象徴であり、古墳からは華麗な鞍や鐙、轡などの馬具が出土しています。
遺跡の発掘調査では、時折馬の骨が出土します。私の身近なところでは、富山市金屋南遺跡の鎌倉時代の溝の跡から馬の歯が出土しました。この歯から推定される馬の姿は年齢5~6歳の若馬で、体高(前足先から肩までの高さ)約131㎝の中型馬です。現在競走馬として用いられているサラブレッドの平均体高は160㎝であり、比較すると金屋南遺跡の馬は小さいように感じられますが、当時の馬はこのサイズが一般的であったと考えられています。
どさんこ 北海道根室市当時の馬の面影は、現在残っている8種の日本在来馬に見ることが出来ます。日本在来馬はいずれもサラブレッドより体高が140㎝程度と30~50㎝低く、体重も150kgほど軽い馬たちです。これらの馬たちは当時の日本人の体形に会ったサイズであり、粗食に耐え丈夫であることから明治まで日本人に愛用されてきました。しかし、明治以降日本の馬のほとんどは軍馬改良計画の影響を受け、絶滅あるいは寒立馬のように姿を変えてしまっています。この8種の馬たちは、離島や岬の先端など交通が不便な場所に生息していたため、外国種との交雑の影響が少なく日本の馬の起源を探る上で貴重な存在として保護されています。
この馬たちの中から私の出会った馬たちを紹介していこうと思います。
8種の日本在来馬については続きを読むへ! 【“日本の馬”の続きを読む】
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幽深 北海道根室市何件かの牧場や放牧地を訪れるうちに、その馬群の中でお気に入りの馬が出来てきます。姿が美しいとか、走り回ってくれるとかもありますが、私の場合、「雰囲気と目線」に魅かれて、気づいたら何の変哲もないその馬ばかり撮影していた、ということが多くあります。
自分好みの馬のタイプというのはありますが、自分の思っている心象風景に溶け込む被写体を無意識の内に選んでいるのでしょうか。
この白い馬はその中でも大好きな1頭でした。
根室市にあるフレシマ湿原を訪れた時、一番初めに出会ったのが彼女でした。たそがれ時の結氷した沼のほとり、藍色の空の下に幻のように白い馬が佇んでいるのが見えたとき、背筋がゾクッとしました。
私の心の中で描いていた風景そのままだったからです。
彼女は決して姿の美しい馬ではありませんでした。サラブレッドと比べると短くて太い脚や大きな腹、年齢とともに窪んだ背線。たてがみは伸び放題で引きずるように長く、所々絡まって縺れていました。しかし彼女がそこに居るだけで、周囲が一枚の絵になったように見えたのです。
次の朝彼女を撮影した写真は、「幽深」というタイトルで二科会写真部に出品し初入選することが出来ました。それまで自分の作品の方向に思い悩んでいた私の転機となる作品になりました。
「夕星」それから数年間過ごす内に、彼女もゆっくりと老いていきました。次第に脚が悪くなって群れについていけなくなり、彼女の姉妹がまるで介助するようにいつも横に寄り添って支えていましたが、彼女は群れのボスに追われるようになりました。
次にフレシマを訪れた時、彼女の姿は消えていました。
今でもフレシマ湿原にリンドウが咲く季節になると、白い馬の幻を探してしまいます。
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『あなたの犬バカ度を測る10の方法』
つぎの項目にはいの場合は○をして下さい
1自分の犬にたえず話しかける
2犬の玩具に名前をつけている
3自分の犬は天才かもしれないと思う
4犬のこととなると、お金は問題でなくなる
5自分の犬の評判が気になる
6犬のトリミング代のほうが、あなたの髪のカット代より高い
7犬のほうがあなたのパートナーよりなでられる回数が多い
8遺産の中で犬にもなにか残すことにした
9この犬が死んだらどうしようと、わけもなく不安になることがある
10休暇の計画はいつも犬が中心になる同じ文春文庫の犬関連書スタンレー・コリンの「犬語の話し方」や「相性のいい犬、わるい犬」と同じ雰囲気の装丁なので、同様に動物行動学からのアプローチ書かと思いきや、中身はかなりお洒落でジョークの利いたエッセイです。原題は「what wendel want」で、可愛く言うと「ウェンデルの欲しいのはね?」って感じでしょうか。
診断結果は続きを読むへ 【“『あなたの犬バカ度を測る10の方法』”の続きを読む】
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今日の一枚
Welcome to my garden 5年前に引っ越してきたとき、我が家の庭は更地状態でした。
ターシャ・テューダーの庭に憧れていた私は、そこにせっせせっせと薔薇を植え、宿根草を植え、球根を植え・・・・・
気づいたら薔薇は40本以上になってしまっていました。
今では呆れていた母の方が熱心に薔薇の世話をしています。
アフガンハウンドのロンの血統名は
HORTENSIA JP'S PIERRE DE RONSARD「ピエール・ド・ロンサール」というつる薔薇の名前を頂きました。
この薔薇の名前、もともとはフランスの詩人の名前です。
PIERRE DE RONSARD Climing rose
HORTENSIA JP'S PIERRE DE RONSARD この薔薇のようにたおやかにゆったりと花を咲かせて欲しい、そして詩人のように表現力豊かな感性を持って欲しい。
ロンはそんな花をさかせてくれるでしょうか
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BLUE MORNING 北海道日高地方馬の撮影は早朝がメインとなります。特にサラブレッドは朝の放牧に放たれる時が一番いい動きをしてくれます。
夜、暖かいけれど狭い馬房のなかで朝を待っていた馬たちは、広いパドックに放されるやいなや四肢を伸ばして跳ね回ります。
馬が自分の意思で走っている時と、人間に追われて走っている時ではなんとなく表情に違いがあるように感じられます。
自らの意思で駆けているときの馬は「馬に生まれた喜び」に満ち溢れているようです。

撮影ツアーなどでは、馬群を後ろから追ってもらって撮影するようですが、私の場合は馬任せで、じ~っと馬が走りたくなるのを待つことがほとんどです。できることならば喜びに溢れた姿を写したい、そう思うからです。
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今日の一枚
月毛の仔馬今日は研修で持ち帰り課題があり大忙し。
こういう時はこんな風景でもみて、まったりしたくなりますが・・・・・。
仕事しなくちゃ・・・

雪は大好きですが、久しぶりに緑を見ると癒されますね。
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既に有名なサイトですが、愛犬の名前を入力すれば
キャッチフレーズを付けてくれるところがあります。
去年我が家の息子たちでやってみて大ウケしていたのですが、先日「今年のテーマ」ということで再びやってみました。
まずは兄から
去年は・・・・
「社会の苦悩と戦い、それでも自らと飼主を信じたアレックス」・・・そうか、戦っていたんだ・・・。それでいつも悩んだ顔していたんだ・・・。
「アレックスが悩んだ顔をした時・・・実は何も考えていません」・・・そう、こんな時。単に眠いのね。
今年は・・・・
「アレックスと遊べば福来る」・・・・・遊ばねば!
お次に弟
去年は・・・
「あなたのどんな疲れも癒すことができるロン」・・・・かえって疲れるときもあります。
「食べ物を狙う食卓のスナイパーロンサール」・・・そう、こんな時。すました顔してチェック入れています。
今年は・・・・
「今月はロンサール強化月間」・・・ということで先週末は土日ともにラン通いでした。ついにお尻の筋肉が割れてきたロン。戸山厩舎(古い!)ならぬ富山犬舎のトレーニングは雪路調教とウッドチップコースの爆走。目指せ1ハロン11秒台!
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駆ける 寒立馬 青森県下北地方尻屋寒立馬の祖「田名部馬」も、明治時代から主に軍用馬目的外国種との交配によって改良が行われました。軍馬需要が最盛期だった昭和10年代には150頭まで増えたこともありますが、戦後は機械化が進み農耕馬・荷役馬の需要は減少しました。
そこで尻屋地区では、更に田名部馬をブルトン種と交配させ、この村独自の農用馬(食肉用)としての改良を行いました。それが現在の寒立馬の姿です。
しかし、そうやって存続の道を模索してきた寒立馬をさらなる試練が襲います。本来食肉用として生産されてきた寒立馬は、輸入自由化による農用馬市場の価格低迷などにより、平成7年秋には一時9頭まで激減してしまいます。
その時のことを写真家小林義男氏は氏の
ホームページでこのように記しておられます。
「鉛色の雲、荒れ狂う極寒の中、健気に生きる馬の姿に深く感動し、この地に通い始めました。そして馬の親子の触れ合いや、豊かな下北の自然に感動しながら撮影を続けていたところ、1995年秋、突然馬たちは大型トラックに乗せられて馬喰へ売られていきました。」絶滅も危惧されましたが青森県と東通村が保護を行い、以後は冬季越冬地での食餌管理・種牡馬との交配など頭数の回復に努めました。平成14年には青森県天然記念物に指定され、観光としてもクローズアップ(JRバス東北
尻屋崎寒立馬半日コース)されてきています。
現在残る29頭のうち青毛は3頭。これはブルトンの純血種では顕れない毛色(ブルトンの毛色は栗毛が主で稀に鹿毛・葦毛が見られます)で、寒立馬の誕生に関わった様々な馬たちの面影を色濃く残していると感じます。
今生きる寒立馬たちは、これまで様々な変遷を経ながらその血脈を繋いで来ました。これからも彼女たちが下北の大地で力強く生きていくことを願います。
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寒立馬 青森県下北地方 尻屋現在の青森県東部から岩手県北部に至る「南部地方」は昔から「南部馬」という良馬の産地として知られています。しかし「下北地方の寒立馬」の発祥は南部馬とは異なった経緯を歩んできています。
下北地方には在来種として蒙古系の馬がおり、この馬に外来種を導入し生まれたのが「田名部馬」で、寒立馬の直接の祖と考えられ、その発祥については次のとおりです。
1456年(康正2年)『東北太平記』に現在の下北郡川内町に居を構えていた豪族・蠣崎蔵人が軍馬として大陸から数百頭のモンゴル、ロシアなど大陸系の馬を輸入したという記録が残っています。
蔵人は南部氏との戦いに敗れ北海道に去り、これらの馬は下北の地に残されました。南部方はこの馬たちを在来種の改良に使い、誕生したのが「田名部(たなぶ)馬」であり、寒さに強く粗食種に耐える馬であったと伝えられています。
その後下北地方には南部藩の官牧、大間(おおま:開牧1615~)・奥戸(おこっぺ:開牧1573~)の二つが作られ、「南部馬」の血はこの頃入ったと見られます。
更に1818~1829の文政年間には、南部藩の御馬奉行・蠣崎安忠が気候・風土に適応した品種の作出のためモンゴルから種馬約100頭を輸入し改良を行いました。
これら田名部馬は藩政時代から明治・大正・昭和に亘って「四季置付」と称し周年放牧されていました。しかし明治時代になると、小柄な日本馬を軍用馬として利用するために外国種(アングロアラブ・トロッター・ハクニー・ブルトン・ペルシュロンなど)との交配を行う馬格向上政策が全国的に推し進められ、各地で在来馬の混血化が進みます。
特に南部地方は明治政府における軍馬生産の中心地であっただけに、南部馬への外国種交配は盛んに行われました。外国種を優秀・在来種を劣悪とするこの政策は、やがて寒立馬の祖のひとつ南部馬の絶滅につながってしまいます。しかし、北海道や島嶼部に一部交雑を免れ純血を保った馬たちがおり、それが現在残る「日本在来馬」と呼ばれている馬たちです。
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寒立馬「白さん」 青森県下北地方 尻屋私が寒立馬の撮影を始めたのは今から7年前、1999年の冬。それからほぼ毎年冬場に1回は尻屋を訪れ、撮影を続けています。
撮影を始めた1999年、ひときわ印象に残ったフォトジェニックな2頭の馬がいました。葦毛の白さんと青毛の黒さん。
黒さんは他の馬に比べると小柄でしたが、地に着きそうなほど長いたてがみで、彼女の漆黒の体に雪が降り積もり、白く凍てつく姿が印象的だでした。
老齢であったのか背峰が窪みゆっくりとしか歩けませんでしたが、まなざしには野性味が感じられました。しかし、翌年撮影に訪れた時にはもう彼女の姿は尻屋にはありませんでした。
白さんは、黒さんほどたてがみは長くはないですが、真っ白の体に黒目がちの瞳の、非常に雰囲気のある馬で、日の出や日没の時刻には白い被毛がやわらかな茜色に染まりました。
数年前には仔馬を出産し、彼女を追いかけて撮影をしているカメラマンも多かったと思います。その白さんも昨年事故が元で亡くなってしまいました。
黒さんと仔馬現在尻屋に居る馬たちは29頭。うち、葦毛1頭・鹿毛2頭・青毛(もしくは黒鹿毛)3頭で、のこる23頭はすべて栗毛で、尾花栗毛に顔に大きな白斑(大流星・大作)のあるいかにもブルトン種※1といった馬です。
ブルトンの種牡馬の血が強いのか、出産する寒立馬側の牝馬もブルトンの血の濃い栗毛であるからか、ここ数年生まれている仔馬たちもほとんど栗毛で、昨年生まれの4頭の仔馬(2006.1.31時点)も総て栗毛でした。
※1ブルトン種 フランス原産の輓馬で、日本では品種改良に良く使われる種。頭は直頭で額は広く耳は小さい。肩は傾斜し胸は幅広く深い。がっしりした体格で筋肉の発達はよい。肢はたくましく蹄は硬い。毛色は主に栗毛であるが、葦毛も見られる。体高150~160㎝。写真家細川剛氏の「寒立馬」や、寒立馬をライフワークに撮影を続けておられる写真家小林義男氏、田畑俊次郎氏のかつての作品を見ると、もっと多様な毛色の馬たちが写し取られており、馬自体の風情も現在とは異なります。
白さんと黒さんはむしろこの頃の馬の風情に近く、現在過半数を占める尾花栗毛の馬たちは違うタイプのように感じられます。
これらの馬たちには若いものが多く、寒立馬としては新しい世代に属するのかもしれません。
そこで、寒立馬の歴史を調べてみることにしました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・明日へ続く
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ALEX&RONSARD最近、アレックスは新しい芸を覚えようと研鑽の日々を送っています。弟ロンより「出来る」所を見せて兄の威厳を示したいからです。
アレックスはもともとそんなに運動神経が良い犬ではありません。どちらかと言うと飼い主に似て文系の鈍いタイプ。小さい頃は階段もなかなか昇り降り出来ず、走ると転び、一日思いっきり遊ぶと翌日筋肉痛。車の乗り降りも出来ないへなちょこでした。
これはいかん、筋トレしなくては!ということで通った虎の穴が城南公園。ここで先輩の兄ジロウくんに「シェルティ走り」の特訓を受け、遂に2人で並んで走りながら、ジャンプして相手の背を飛び越えお互いの位置を入れ替えるというハーティングドッグ極意「羊越え」をマスターするまでとなったのです。

そんな経緯でいつの間にか体育系になった努力家アレックス。ロンにも「シェルティ走り」を伝授しようとしましたが、気まぐれアフガンはそれに乗ってくれません。おまけにロンは持久力もなく、すぐ疲れて「お兄ちゃんだけ走ってくれば~」と寝そべってしまうので、アレックスは「軟弱者め」とロンを小馬鹿にしていました。ところが、いつの間にか自分より大きく成長した軟弱ロン。生来の素質で速く走るようになり、アレックスはすぐに追いつかれて組み倒されるようになりました。
体格で負けるなら頭脳と芸で勝負!というアレックスが節分に向けて新しくマスターしたのは「ひょ~い、パク」と投げたフードを空中キャッチする、というもの。1歳になってフードの量が減ったアレックス、食べ物がかかっているとなればトレーニングも真剣です。
真剣そのもの練習1日目、成功率0%。フードの動きが見えていません。動体視力のトレーニングが必要。
練習2日目、成功率20%。フードの落下曲線が見えてきたようです。
練習3日目、成功率95%。ほぼパーフェクトです。5連続もOKです。
もうアレックスの得意げな顔といったら・・・・と、そのとき横からのっそりとロンが現れました。どうせ冷やかしだろうと投げてみると・・・・・
パーフェクト!成功率はアレックスと互角。今までただ横で見ていただけで、何の練習もしていないのに。さすがサイトハウンド。美味しいところは必ず持って行きます。これにはアレックスもショックのようです。
さて、努力家のアレックス兄。次は何の芸を覚えようか。ロンが出来ないことといえば、やっぱり忍耐力勝負の「鼻乗せパックン」かな?
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RONSARD AFGHAN HOUND 5日間の撮影旅行から帰ってきて、まず思ったこと・・・・・。
ロン、大きくなっている~。
今まで着ていたオレンジ色のレインコート(着丈60㎝)がパツパツだし、立つと頭が支えるからってハウスの天井外してあるし。そういえば今日で8ヶ月。我が家にやってきてから早いもので半年が過ぎました。
我が家に来た当初、2~3ヶ月の頃は脚の長いダックスフンドにしか見えず、4ヶ月になってパピーコートがモコモコしてきて、ヒヒ毛が生えてキンシコウ(「
金絲猴」)かアイアイになり、
♪ロンロン(ロンロン)ロンロン(ロンロン)おさるさんだよ
ロンロン(ロンロン)ロンロン(ロンロン)南の国の
ロンロン(ロンロン)ロンロン(ロンロン)尻尾の長い
ロンロン(ロンロン)ロンロン(ロンロン)おさるさんだよ
ロンロン(ロンロン)ロンロン(ロンロン)おさるさんだね
ロンロン(ロンロン)ロンロン(ロンロン)手足の長い
ロンロン(ロンロン)ロンロン(ロンロン)お顔の黒い
ロンロン(ロンロン)ロンロン(ロンロン)おさるさんだね♪と歌われておりました。今ならヒグマの子供に間違われそうです。
平成17年10月、福井のショーで兄弟たちと。(左からアレックス・ロン・同胎のティアラちゃん・3番ちゃん・ガウディ君)ロンは10人兄弟の9番目として誕生。兄弟たちは全国各地に引き取られていきました。この頃はまるでクローンのようにソックリ兄弟です。
お正月には同胎のティアラちゃんが遊びに来てくれましたが、7ヶ月ともなると男の子・女の子で体格に差が出てきていて、ティアラちゃんは丸みがあって優しい雰囲気、ロンは体高があってガッチリと男らしく、首も手足も長い感じ・・・・なのですが、勢いではティアラちゃんに負けていました。
先日、ロンと一番雰囲気が似ていたガウディ君のお母さんから連絡を頂きました!兄弟は離れ離れになってしまったけど、こうしてネットを通してお互いの成長を楽しめるなんて、blogのおかげですね。
PS.ガウディ君のお母さんへ、メッセージありがとうございました!私のメルアドを連絡したいのですが、頂いたメッセージから返信が出来ない機能のようですので、お手数ですがもう一度管理者あてメッセージにメルアドを記入頂けないでしょうか?よろしくお願いいたします)
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雪の中で 青森県下北 寒立馬青森県下北半島北東端、東通村には南部藩領時代から「田名部馬」と呼ばれる馬が1年を通して放牧されていました。
「田名部馬」は比較的小柄で寒気と粗食に耐え、持久力に富む馬で、南部馬を祖とし藩政時代から明治・大正・昭和に亘って、主に軍用馬として外来種との交配によって改良されてきました。
しかし、戦後の機械化によって農耕馬・荷役馬の需要が次第に減少すると、尻屋地区ではこの馬をブルトン種(フランス産大型肉用馬)と交配させ独自に肉用馬としての改良を行いました。
現在見る寒立馬の姿はブルトン種の影響が大きく、往時の「田名部馬」の面影は薄くなっていますが、彼らは200年以上の歴史の中で下北の人々の暮らしを支えてきました。
もともと「寒立」とは、冬季にカモシカが山地の高い場所で長時間雪中に立ち尽くす様子を表すマタギ言葉です。「寒立馬」は本来「野放馬(のばなしうま)」と呼ばれていましたが、厳寒の季節、吹雪の尻屋崎の雪原で佇む様子がカモシカの「寒立ち」に似ており、昭和45年、尻屋小中学校の岩佐勉校長が「東雲に勇みいななく寒立馬 筑紫ヶ原の嵐ものかは」と短歌に詠まれたことから、「寒立馬」と呼ばれるようになりました。
しかし平成7年秋、寒立馬は存亡の危機に立たされ9頭にまで激減しました。東通村・青森県が講じた様々な寒立馬保護対策により、平成17年には29頭まで頭数を増やし、暖かい地元の人々に見守られながら力強く尻屋の大地に生きています。
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幻の地吹雪 青森県下北 寒立馬寒立馬は1999年からほぼ毎年、撮影してきましたが・・・・今の時期こんなに雪が無く、晴れた日が続くなんて初めてのこと。一度も雪が降らないなんて・・・。気温は5℃まであがり、3月上旬並み。これならデジタルカメラも十分使える条件でした。
今回は異常気象にしてやられた感じです。無理やりフィルム16本撮影してきましたが、本当にやけくそで無理やり撮影したものなので・・・・出来上がりは期待薄。
今年の尻屋は、例年なら積雪がない12月に大雪になり、先週までは雪が降り続いていた模様。「本来なら今頃は雪の日が多いのにねえ」と地元の方。いつもなら撮影地でお会いする秋田二科の方々も、尻屋の状況を知っておられるのか来られず、撮影者もまばら・・・・。そんな中でなんとかしようともがく&粘るしていたら偏頭痛が復活。3日目は頭痛と吐き気で宿の食事も進まないし。帰り道に夜越山の日帰り温泉に入ってストレッチしたら少し回復しました。
帰りは日本海4号のA個室で夜9時から朝5時まで爆睡。着いてすぐ(散歩の後)仕事に行くのでここでしっかり眠らねば!
以前はB寝台で往復していたのですが、機材を置くスペースが無いことと、前前回の帰り、私の居る下段以外部活の合宿か、ガタイのいい(相撲部かラグビー部か?)高校生の男子に囲まれて、起きてるうちは騒ぐわ、寝たら寝たで鼾が煩いわ、上で寝返り打たれると天井がメキメキ言って落ちてきそう(これが一番怖かった)で寝られなかったことがあったので、昨年からはA個室で快適な寝台列車の旅です。

いつもなら寒立馬撮影は2月半ばなのですが、今年は仕事の研修など諸事情があって1月末に組まざるを得ず、今回駄目だったからといって2月にもう一度行ける身分と距離ではなく・・。「こんな時もあるか」と諦めモードで帰ってきました。今年度はもう遠距離撮影に行けないので、近場で作品創りするしかなさそうです。
一つだけ収穫といえば収穫が。列車に乗る前に夕食を取ろうと駅ビルのラビナに入った所、「店じまいセール!CD一枚500円!」の文字が。面白半分に除いたところ、通常1,300~1,900円のクラシック国内・輸入盤がすべて500円!これはラッキ~ということで5枚ほど買ってしまいました。買ってから良く見てみると・・・・・。ベートーヴェン「ピアノソナタ第8番『悲愴』」、チャイコフスキー「交響曲第6番『悲愴』」の悲愴づくし(あと3枚も短調)。とどのつまりは、『悲愴』(Pathetique)な撮影旅行だった、というわけで。でも、「ピアノソナタ『悲愴』」聴きながら写真整理するのって・・・泣けてきそう(特に2楽章)。
家について息子たちと涙と感動の再会(大ゲサ)。ロンは早速長靴の馬糞を嗅ぎ付けてチェックしていました。
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