FC2ブログ

ふぉと@えくうす

2匹の犬と暮らしながら、北海道・青森の原野の馬を撮影しています。 平成18年、キャノンギャラリー銀座・札幌で写真展「最果ての馬-根室・青森」を開催いたしました。次回の個展に向け鋭意撮影中です

寒立馬の由来

今日の一枚
kandatime8

雪の中で 青森県下北 寒立馬

青森県下北半島北東端、東通村には南部藩領時代から「田名部馬」と呼ばれる馬が1年を通して放牧されていました。
「田名部馬」は比較的小柄で寒気と粗食に耐え、持久力に富む馬で、南部馬を祖とし藩政時代から明治・大正・昭和に亘って、主に軍用馬として外来種との交配によって改良されてきました。
しかし、戦後の機械化によって農耕馬・荷役馬の需要が次第に減少すると、尻屋地区ではこの馬をブルトン種(フランス産大型肉用馬)と交配させ独自に肉用馬としての改良を行いました。
現在見る寒立馬の姿はブルトン種の影響が大きく、往時の「田名部馬」の面影は薄くなっていますが、彼らは200年以上の歴史の中で下北の人々の暮らしを支えてきました。

もともと「寒立」とは、冬季にカモシカが山地の高い場所で長時間雪中に立ち尽くす様子を表すマタギ言葉です。「寒立馬」は本来「野放馬(のばなしうま)」と呼ばれていましたが、厳寒の季節、吹雪の尻屋崎の雪原で佇む様子がカモシカの「寒立ち」に似ており、昭和45年、尻屋小中学校の岩佐勉校長が「東雲に勇みいななく寒立馬 筑紫ヶ原の嵐ものかは」と短歌に詠まれたことから、「寒立馬」と呼ばれるようになりました。

しかし平成7年秋、寒立馬は存亡の危機に立たされ9頭にまで激減しました。東通村・青森県が講じた様々な寒立馬保護対策により、平成17年には29頭まで頭数を増やし、暖かい地元の人々に見守られながら力強く尻屋の大地に生きています。
スポンサーサイト



テーマ:動物の写真 - ジャンル:写真

このページのトップへ

コメント

こんにちは

訪問履歴よりジャンプしてきました。

寒立馬ですか。増えたとは言え、29頭ということは
これからも継続したフォローが必要そうですね。

また、訪問します。
hiro

  • 2006/02/03(金) 05:27:43 |
  • URL |
  • hiro #-
  • [編集]

こんにちは、はじめましてhiroさん
ブログ、拝見させていただいています。
先日のトカラ馬、素敵でした。
近辺では島嶼の日本在来馬を余り見かけないので・・・。
今度は御崎馬とか南方系の在来馬を訪ねる旅に出ようかな、と思っています。
またよろしくお願いします。

  • 2006/02/03(金) 08:27:50 |
  • URL |
  • えくうす #-
  • [編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://photoequus.blog43.fc2.com/tb.php/34-b98fcd0b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
このページのトップへ

プロフィール

えくうす

Author:えくうす
えくうす:管理人。馬と犬を愛する大台に乗った女。
アレックス:管理人の長男。2005.1月2日生まれのコリーサイズのシェルティー。毛色はバイブルー。管理人と生月日干支が同じ。
ロンサール:管理人の次男。2005.6月3日生まれのわがまま甘えたのアフガンハウンド。毛色はレッドブラックマスク。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する