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ふぉと@えくうす

2匹の犬と暮らしながら、北海道・青森の原野の馬を撮影しています。 平成18年、キャノンギャラリー銀座・札幌で写真展「最果ての馬-根室・青森」を開催いたしました。次回の個展に向け鋭意撮影中です

寒立馬考1

今日の一枚
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寒立馬「白さん」  青森県下北地方 尻屋

私が寒立馬の撮影を始めたのは今から7年前、1999年の冬。それからほぼ毎年冬場に1回は尻屋を訪れ、撮影を続けています。
撮影を始めた1999年、ひときわ印象に残ったフォトジェニックな2頭の馬がいました。葦毛の白さんと青毛の黒さん。

黒さんは他の馬に比べると小柄でしたが、地に着きそうなほど長いたてがみで、彼女の漆黒の体に雪が降り積もり、白く凍てつく姿が印象的だでした。
老齢であったのか背峰が窪みゆっくりとしか歩けませんでしたが、まなざしには野性味が感じられました。しかし、翌年撮影に訪れた時にはもう彼女の姿は尻屋にはありませんでした。

白さんは、黒さんほどたてがみは長くはないですが、真っ白の体に黒目がちの瞳の、非常に雰囲気のある馬で、日の出や日没の時刻には白い被毛がやわらかな茜色に染まりました。
数年前には仔馬を出産し、彼女を追いかけて撮影をしているカメラマンも多かったと思います。その白さんも昨年事故が元で亡くなってしまいました。

kandatime11

黒さんと仔馬
現在尻屋に居る馬たちは29頭。うち、葦毛1頭・鹿毛2頭・青毛(もしくは黒鹿毛)3頭で、のこる23頭はすべて栗毛で、尾花栗毛に顔に大きな白斑(大流星・大作)のあるいかにもブルトン種※1といった馬です。
ブルトンの種牡馬の血が強いのか、出産する寒立馬側の牝馬もブルトンの血の濃い栗毛であるからか、ここ数年生まれている仔馬たちもほとんど栗毛で、昨年生まれの4頭の仔馬(2006.1.31時点)も総て栗毛でした。
※1ブルトン種 フランス原産の輓馬で、日本では品種改良に良く使われる種。頭は直頭で額は広く耳は小さい。肩は傾斜し胸は幅広く深い。がっしりした体格で筋肉の発達はよい。肢はたくましく蹄は硬い。毛色は主に栗毛であるが、葦毛も見られる。体高150~160㎝。

写真家細川剛氏の「寒立馬」や、寒立馬をライフワークに撮影を続けておられる写真家小林義男氏、田畑俊次郎氏のかつての作品を見ると、もっと多様な毛色の馬たちが写し取られており、馬自体の風情も現在とは異なります。
白さんと黒さんはむしろこの頃の馬の風情に近く、現在過半数を占める尾花栗毛の馬たちは違うタイプのように感じられます。
これらの馬たちには若いものが多く、寒立馬としては新しい世代に属するのかもしれません。
そこで、寒立馬の歴史を調べてみることにしました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・明日へ続く
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テーマ:動物の写真 - ジャンル:写真

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Author:えくうす
えくうす:管理人。馬と犬を愛する大台に乗った女。
アレックス:管理人の長男。2005.1月2日生まれのコリーサイズのシェルティー。毛色はバイブルー。管理人と生月日干支が同じ。
ロンサール:管理人の次男。2005.6月3日生まれのわがまま甘えたのアフガンハウンド。毛色はレッドブラックマスク。

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