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ふぉと@えくうす

2匹の犬と暮らしながら、北海道・青森の原野の馬を撮影しています。 平成18年、キャノンギャラリー銀座・札幌で写真展「最果ての馬-根室・青森」を開催いたしました。次回の個展に向け鋭意撮影中です

日本の馬

今日の一枚
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身づくろい 木曽馬 長野県戸隠高原

馬が大陸から日本にもたらされたのは古墳時代で、中国・朝鮮半島経由で伝来した蒙古馬と東南アジア経由で伝来した南方馬の二つの系統があります。馬は当時権力の象徴であり、古墳からは華麗な鞍や鐙、轡などの馬具が出土しています。
遺跡の発掘調査では、時折馬の骨が出土します。私の身近なところでは、富山市金屋南遺跡の鎌倉時代の溝の跡から馬の歯が出土しました。この歯から推定される馬の姿は年齢5~6歳の若馬で、体高(前足先から肩までの高さ)約131㎝の中型馬です。現在競走馬として用いられているサラブレッドの平均体高は160㎝であり、比較すると金屋南遺跡の馬は小さいように感じられますが、当時の馬はこのサイズが一般的であったと考えられています。

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どさんこ 北海道根室市
当時の馬の面影は、現在残っている8種の日本在来馬に見ることが出来ます。日本在来馬はいずれもサラブレッドより体高が140㎝程度と30~50㎝低く、体重も150kgほど軽い馬たちです。これらの馬たちは当時の日本人の体形に会ったサイズであり、粗食に耐え丈夫であることから明治まで日本人に愛用されてきました。しかし、明治以降日本の馬のほとんどは軍馬改良計画の影響を受け、絶滅あるいは寒立馬のように姿を変えてしまっています。この8種の馬たちは、離島や岬の先端など交通が不便な場所に生息していたため、外国種との交雑の影響が少なく日本の馬の起源を探る上で貴重な存在として保護されています。

この馬たちの中から私の出会った馬たちを紹介していこうと思います。

8種の日本在来馬については続きを読むへ!

北海道和種
 どさんこと呼ばれる体高約130~135cmの中型馬。15世紀以来、本州から北海道に入植した時に連れてこられた東北地方産南部馬の後裔です。寒冷地に適合し粗食に耐え、持久力が強い馬です。
木曽馬
 長野県木曽川流域の山間部を産地とする体高約135cm前後の中型馬。明治以降、軍馬改良計画の影響を受け絶滅も危惧されましたが、保存会・開田村によって生き残っていた純粋木曽馬の血統が守られています
対州馬
 長崎県対馬の島嶼に生息する在来馬。体高は約125cm前後で、中型と小型の中間の体格です。
野間馬
 愛媛県今治市郊外の乃万地方の在来馬。平均体高は雄が109cm前後・雌が112cm前後で、日本在来馬中最も小型の馬です。
御崎馬 宮崎県南端の都井岬に生息している在来馬で、平均体高約130cm前後の中型馬です。もとは秋月藩の官牧でしたが、現在では約100頭が自然繁殖集団として維持され観光資源となっています。水道の蛇口を開けて水を飲む馬もいるそうですよ。
トカラ馬
 鹿児島トカラ列島の島嶼に生息する在来馬。体高は約115cm前後と小型で、明治30年ごろ奄美群島の喜界島から持ち込まれた在来馬の後裔と考えられています。
宮古馬
 古くから宮古島では小型在来馬が飼養されていましたが改良を受けたため、かつて在来馬を移出した粟国島から逆導入を行い、在来馬の保存が計られています。
与那国馬
 沖縄県八重山群島与那国島の島嶼に生息する在来馬。平均体高約110cm前後の小型馬で、トカラ馬や宮古馬と同じく南方系の馬を祖に持つと考えられます。最近ではふれあい牧場で保護・繁殖が行われ、馬と一緒に海で泳ぐ体験も出来るようになりました。

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テーマ:動物の写真 - ジャンル:写真

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コメント

実は小さな頃すごく馬が好きで、馬の絵ばかり描いていたんですよ。
きのうの↓ような白い馬を頭の中で飼っていたりもしました。
今思うと妄想好きのアブナイ子ですね。でもそれくらい馬が好きでした。実際に見たことはなかったけれど。
両親が岩手県出身で、よく“ちゃぐちゃぐ馬っこ”の話を聞かされていたせいかも。
日本の在来馬お話、とても興味深く読みました。

  • 2006/02/17(金) 21:31:42 |
  • URL |
  • こじこじ #YjTMmlic
  • [編集]

こじこじさま

大型犬を飼っておられる方は馬好きが多いですね(^^)昔は犬と馬はセットで人間の暮らしに欠かせない存在だったのですけれど・・・。
馬は今では、確かに頭の中でしか飼えない存在になりつつあって寂しいです。
変わりに白い犬を飼っておられるとか!?
チャグチャグ馬コ、見に行きたいのですが、まだ果たせていません。東北の曲り家という母屋に馬のいる土間がくっついたタイプの家に住んでみたいな~と思っているうちに、犬に母屋が占領されてしまいました。こんなはずじゃ・・・・?

  • 2006/02/17(金) 22:03:56 |
  • URL |
  • えくうす #-
  • [編集]

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Author:えくうす
えくうす:管理人。馬と犬を愛する大台に乗った女。
アレックス:管理人の長男。2005.1月2日生まれのコリーサイズのシェルティー。毛色はバイブルー。管理人と生月日干支が同じ。
ロンサール:管理人の次男。2005.6月3日生まれのわがまま甘えたのアフガンハウンド。毛色はレッドブラックマスク。

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