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ふぉと@えくうす

2匹の犬と暮らしながら、北海道・青森の原野の馬を撮影しています。 平成18年、キャノンギャラリー銀座・札幌で写真展「最果ての馬-根室・青森」を開催いたしました。次回の個展に向け鋭意撮影中です

さようならスズカさん

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スズカさん   プレーリードッグ(♀) 1998生まれ

2月25日土曜日、8年間一緒に暮らしてきたプレーリードッグのスズカさんが永眠しました。この種としては高齢になってきたとはいえ、12月までは元気にしていました。しかし、年明けから老衰が目立ち始め、2月に入ってからはほとんど寝たままの生活が続いていました。
食も細くなって大好物のヨーグルトやピスタチオも食べなくなり、元気な時は1キロくらいあった体重も衰え始めてからやせ細って半分近くまで減ってしまっていました。ここ数日は口元に持っていったフルーツをひと齧りするのが精一杯でしたが、排泄だけは起き上がってトイレまで歩いていって済ませていました。トイレの中でしゃがみこんでしばらく荒い息をしているので、無理しなくてもいいよ、と言ってやっても最後まで律儀にトイレへ向かい・・・・。

土曜日は朝から暖かな日で、前日は一度も目を覚まさなかった彼女も朝から起き上がっていました。暖かくなればこのまま回復するんじゃないか、そんな気さえしました。午前中、排泄を済ませた後、丸くなって眠っているので一安心して所用を済ませに外出し、昼前に帰宅して様子を見ると、彼女はまだ丸くなったまま寝息をたてていました。
アフガンのロンサールが体調を崩しているため午後から動物病院に行き3時過ぎに帰宅すると・・・・彼女は寝床からトイレに行き帰ろうとして動けなくなったのか、蹲ったまま虫の息になっていました。
あわてて抱き取ると薄目をあけて「キュウ」といいます。「ごめんね、ここに居るからね」と寝かせてやり・・・・・・・・その晩そのまま息を引き取りました。

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彼女が家に来た8年前、私は転職した仕事に馴染めず恋愛も失敗して疲れていました。そんな時、友人に付き合って行ったペットショップのケージの中からしきりに私に手招きをしている茶色の生き物が居て・・・・・それがプレーリードッグのスズカさんでした。6匹いた他の兄弟たちを押しのけてケージの金網から両手を私に伸ばしていました。その手を握ってやると嬉しそうに目を細めてこちらの指を握り返してきました。
それから8年間。天真爛漫でやりたい放題の彼女にどれだけ支えられてきたでしょう。ペットとはいえ、ほとんど野性動物の彼女との生活は、最初は大変なこともありましたが、お互いのペースに慣れてしまうと良きパートナーとなりました。



小さいくせに自己主張が強い彼女はいつしか「スズカ」から「スズカさん」とさん付けで呼ばれるようになっていました。私が部屋に帰ってくると、プレーリードッグの名前の由来となった「キャーン」という叫びとともに出迎えてくれ、膝の上に駆け上って来てなでられるのが大好きな甘えん坊でした。
冬の寒い夜、彼女は自分のケージのヒーターの入った寝床で眠っていますが、夜中に時々トコトコと出てきては私のベッドに潜り込んで来ました。そんな時、夜遅くまで私が机に向かっていると、勝手に潜り込んだベッドから顔を出して「まだ寝ないの?」と催促するようにこちらを見て、それでも私に寝る気配がないと「あ、そう」と自分の寝床に戻って行きます。仕方ないので連れ戻して一緒にベッドに入ってやると、決まって私のお腹の上に大の字になって眠りました。こちらも寝苦しいので脇にどけると、あの長い爪をたてて再びよじ登ってきて・・・・・ここ数年はほとんど私の古女房のような存在になっていました。
衰弱し始めて2ヶ月。8歳ということもあり覚悟はしながら毎日を送ってきました。昨年祖母を見送った時のように、人間も動物も老いていく姿は同じだと感じ、それでもまたあの元気な彼女に戻ってくれるのではないかと一縷の望みを抱いていました。

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彼女の亡骸を焼いてしまうには忍びなく、1日経った日曜日、家族全員で彼女のために読経をし、出窓で日向ぼっこしながら外を眺めることと穴掘りが好きだった彼女が、これからも穴掘りしながら日向ぼっこが出来るように南の窓辺の薔薇のアーチの下に埋葬しました。
春になれば満開の薔薇の下、後ろ足で立って日向ぼっこする彼女の姿が見られるのでしょうか。時間とともに増すこの喪失感はいつか消えるのでしょうか
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テーマ:☆多頭飼い☆ - ジャンル:ペット

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コメント

問題があったとは、この事だったのですね。

私のプレーリードッグのイメージはピーピーと二足立ちになる警戒心の強い野生の小動物のイメージしかありませんでしたが、犬や猫とおなじように、こうして人間と生活を共に出来る、実に愛情豊かな可愛い動物だったのですね。えくうすさんのすずかさんとの生活の一部を読ませて戴いただけで、犬の様に一言でペットとは言えませんね。
しっかり家族の一員として、えくうすさんの古女房役まで出来るプレーリドッグを、私は今日から改めて見方が180度変わっちゃいました。

8年と言う年月はお互いを知り尽くし、一緒にいて当然の仲になっていられる年月ですね。その相手が亡くなる事はさぞ辛く悲しい事でしょうが、すずかさんも、えくうすさんとの生涯を幸せに思ったことでしょう。
野生で居たら8年も生きられなかったかも知れません。

薔薇の木の下で安らかに眠られているすずかさんのご冥福をお祈り申しあげます。

  • 2006/02/28(火) 16:35:13 |
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Tamaさま

ありがとうございます。
スズカさんが逝ってしまった次の日から富山はまた寒い日が続いています。
彼女が居ない違和感がなかなか拭えないでいます。
動物を飼う以上、先立たれる悲しみは避けられません。しっかり受け止めていこうと思っています。

  • 2006/02/28(火) 19:59:39 |
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  • えくうす #-
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Author:えくうす
えくうす:管理人。馬と犬を愛する大台に乗った女。
アレックス:管理人の長男。2005.1月2日生まれのコリーサイズのシェルティー。毛色はバイブルー。管理人と生月日干支が同じ。
ロンサール:管理人の次男。2005.6月3日生まれのわがまま甘えたのアフガンハウンド。毛色はレッドブラックマスク。

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