ふぉと@えくうす

2匹の犬と暮らしながら、北海道・青森の原野の馬を撮影しています。 平成18年、キャノンギャラリー銀座・札幌で写真展「最果ての馬-根室・青森」を開催いたしました。次回の個展に向け鋭意撮影中です

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップへ

ライフディスタンス

horse1018

動物には、ライフディスタンスという相手と自分の間に保つ一定の距離があります。
相手の位置を確認してお互いが干渉しないよう距離を保っているのです。
対象が敵の場合は追われても逃げ切れる距離、フライトンディスタンス(またはFlight Initiation Distance)と言われています。


家畜化された馬にもちゃんとその本能は残っているので、動物相手に写真を撮るときには、常時この距離を考えながら行動しなければなりません。

この距離は季節によって距離間隔が変化したり個体差があるため、私自身は通いなれた牧場でも、撮影初日は距離感を掴むまで、望遠系で一歩引いて観察しながら撮影しています。
そうして一定の距離を保って撮影を続け、こちらの存在に慣れた相手のほうが距離を縮めてくるのを待つ方が、後々良い関係に発展することが多いようです。
初日から「いらっしゃ~い、あそぼ~」と駆け寄ってくるヤジ馬もおりますが。


horse1017

ちなみにこの距離、人間界ではパーソナルディスタンスと呼ばれています。
「お互いが居心地よく居られる距離」ということで、これをキャッチできないのが俗に言うKYと呼ばれる方かと。

私はパーソナルディスタンスがかなりある方(人見知りの甘え下手)なので、初対面の人に距離を詰めてこられると戸惑うことが多のです。
なので、執拗にカメラを向けられる馬の気持ちもなんとなく分かるような気がします。


horse1016

実際警戒心の強い馬は、レンズ越しに「ちょっと~、いい加減にしてくんない?このパパラッツィ~」とメッセージを送ってくるので、そんな時は御免なさいで退散し、あとからコッソリ望遠で覗くと、まだこちらを意識しているのが分かったり・・・。
馬にもプライバシーがあるのです。


某撮影地でのことですが、馬が大人しいのをいいことに、ずかずかと至近距離で(ライフディスタンスに入り込んで)カシャカシャ接写。その上数名で周囲を取り囲み、至近距離でストロボパカパカ・・・。
さすがに馬もムカっとしてました。
いくら相手が大人しいとはいえ、こちらはいつ馬が切れるかヒヤヒヤしていました。
馬を撮影にするのなら、馬の生態を少し勉強し、撮られる相手の気持ちを尊重してほしいものです。

以上、最近感じた雑感でした。


ale&ron1011
この二人のビミョーなライフディスタンス。
ディスタンスを主張する犬、ロンロン。
普段はゼロディスタンスだが、時に強固にディスタンスを主張する犬、アレックス。
スポンサーサイト

テーマ:動物の写真 - ジャンル:写真

このページのトップへ

コメント

なるほど

そういうことですか。
うちのは、自分勝手なディスタンス。

  • 2009/02/20(金) 21:31:41 |
  • URL |
  • 無楽斎 #-
  • [編集]

なるほど~!
めっちゃ勉強になりました♪
ワンコでシャイな子も同じですね、きっと☆

ちなみにあびびんはシャイですよぉ~~~!
最初は相手のペースに合わせます。
・・最初はねv-207

  • 2009/02/21(土) 00:09:03 |
  • URL |
  • あびびん #-
  • [編集]

家ではセナとガウディがかなりの距離を必要としますねぇ。
セナなんて野生動物のような勢いで逃げ出すから、ぶつかったら危ないですよ~!
そうか!我が家は動物園ではなく東京版下北の原野なんだ...

そうですよ~!

そう言うディスタンスは結構敏感に察知できると自負している私です(笑

女性は比較的、その辺は六感で感知できるのですが、男性に結構多いのが、無頓着のず~ず~し~の、鈍感な生き物ですよね!?(笑

家畜馬などが女性子供に適しているのは、その辺の具合もあるのでしょうかね。
私もいろんなお馬とアイコンタクトや、無言の対話がしたいです~☆

  • 2009/02/21(土) 14:36:34 |
  • URL |
  • Tma #L83aGw.6
  • [編集]

そうなんだ~!
知らなかった!ディスタンスという言葉自体e-263
この歳になってまた一つ勉強しました。
知らない事が一杯あります。
えくうすさんは、いろんな知識が豊富ですね~
そして、チャレンジ精神というか、上手く言えないけど・・・尊敬します(大袈裟じゃなく)

  • 2009/02/21(土) 21:29:31 |
  • URL |
  • マルスママ #-
  • [編集]

コメントありがとうございます♪

無楽斎さん♪
お互いが知らないうちに相手のライフディスタンスを察知した上の自分勝手ディスタンスなんですよね~。そういうご夫婦、憧れです。
小太郎君は常にベッタリタイプですか?我が家は結構プライバシー尊重派なので寝室は別々です(笑)

あびびんさん♪
シャイなワンコはその距離を測ってあげなきゃいけないですもんねー。犬種によってもかなり違いますもんね!
私もシャイですよん♪でも相手のペースには合わせないかなあ…ワガママだから~。

えるぐれあさん♪
セナちゃんは野性味強いタイプですよね!
我が家もロンを受け入れたときに「アフガンという野生動物を飼った」と思いました。犬と思ってはいけないと…(笑)
でも、そう思ったら結構気持ちが楽になりました~♪
でもいいですよね、家庭内にある野生。ほら、今日も弱肉強食の世界が…

Tmaさん♪
結構欧米は個人主義だからお互いのライフディスタンスを尊重するところあると思うのです。でも日本は(特に田舎は)けっこうそのボーダーが際どくてねえ…。
男性のいわゆる「オヤジ」がねえ(笑)空気読めよ~

マルスママさん
私の場合、犬や馬から教えてもらうことが多いです。自然は偉大な教科書、動物は偉大な教師だと思っています。
言葉が通じない相手ほど、さりげない仕草で意思を伝えているんですね。
で、アレ&ロンが最近教えてくれるのは…ハラヘッターとかサンポイキタイ~なのですが…しかもうるさく(笑)

  • 2009/02/21(土) 22:28:55 |
  • URL |
  • えくうす #-
  • [編集]

とてもいいお話ですね。
そのことこそが動物を撮るときの真髄かと思います。
困るのは、被写体を取り囲み、至近距離でストロボを焚いてしまう、
そういう輩が自分が被写体のよき理解者だと思っていることが多いことですね。
対ヒトについてはむずかしいなア。
その距離をあえて越えて縮める必要がある場面もあるのかも、
とこれがオヤジなのか。
ゼロ・ディスタンスのさくらの存在がうれしい、そこが証しだったりして。

  • 2009/02/22(日) 19:48:22 |
  • URL |
  • さくら・だ・ふぁみりあ #8ZSYwliE
  • [編集]

さくら・だ・ふぁみりあさん♪

やはり、動物を撮るときには相手にストレスを感じさせないようにするのことが一番ですよね。自然な姿を写しとめたいですから・・・。
広角系で「こんなに寄って撮ったんだぜい!」的な写真も面白いとは思いますがやりすぎは注意かも~。
対ヒトについては言葉があるので動物以上に難しいなあと思っています。それこそ動物的直観が必要だったりして!

  • 2009/02/22(日) 21:42:01 |
  • URL |
  • えくうす #-
  • [編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://photoequus.blog43.fc2.com/tb.php/918-ca81b645
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
このページのトップへ

FC2Ad

プロフィール

えくうす

Author:えくうす
えくうす:管理人。馬と犬を愛する大台に乗った女。
アレックス:管理人の長男。2005.1月2日生まれのコリーサイズのシェルティー。毛色はバイブルー。管理人と生月日干支が同じ。
ロンサール:管理人の次男。2005.6月3日生まれのわがまま甘えたのアフガンハウンド。毛色はレッドブラックマスク。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。